Catalog record · 目録番号 116860
Mitatemomozonosanketsuzu
見立桃園三傑図
Catalog note / 解説
材質: 絹本着色 寸法: 107.3×44.6 員数: 1幅 所蔵: 東京国立博物館 江戸時代に流行した『三国志演義』中、劉備【りゅうび】が関羽【かんう】・張飛【ちょうひ】と知り合い桃園で盃を交わし義兄弟の契を結ぶ話をもとにした作品。中央の遊女は帯の馬と波のデザインから劉備、右の芸者の簪【かんざし】が青龍刀の形なので関羽、左の芸者は張飛と推測されます。 3人の女性が、桃の木の下でお酒を交わしています。ござの上には豪華な器にごちそうが盛られています。中央に立つ女性は、桃の花を浮かべた杯を差し出しています。べっ甲の簪(かんざし)をたくさん髪に挿し、豪華な衣装に帯を前に結んだ、遊女の姿です。座っている二人の女性は、渋い色合いが粋な着物姿の芸者でしょう。しかし遊女や芸者が女性だけで屋外でお酒を楽しむということは、この時代にはあり得ないことでした。では、この3人の女性を描くことにはどんな意味があったのでしょうか。 実はこの場面、「桃園三傑(とうえんさんけつ)」という中国の故事をもとにしています。中国の小説『三国志演義(さんごくしえんぎ)』の中で、劉備(りゅうび)が、関羽(かんう)と張飛(ちょうひ)と知り合い、桃園で盃を交わして義兄弟の契(ちぎり)を結ぶという話があります。のちに英雄として活躍する3人を結びつける重要な場面です。江戸時代後期の日本では、三国志の物語が大流行し、浮世絵に多く取り上げられました。 遊女の帯には馬と、波をモチーフにした青海波模様がデザインされ、檀渓(だんけい)の急流を馬で越えたという劉備をあらわしています。向かって右の芸者の簪は青龍刀の形をしており、関羽の武…
Image record / 画像情報
COLBASE · 江戸時代・19世紀 · colbase
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