Catalog record · 目録番号 127836
Fuuzokuzukan
風俗図巻
Catalog note / 解説
文化財指定: 重要文化財 材質: 紙本着色 寸法: 37.0×387.8cm 員数: 1巻 所蔵: 東京国立博物館 版画を描かず、肉筆画に専心した宮川長春の代表作として知られる画巻。武家屋敷で芸を披露する女舞(おんなまい)の一行を描いたもので、屋敷に向かって路上を進む場面に始まり、屏風の陰で身繕いをする場面で終わります。狩野派風の屏風や、精緻で可憐な彩色など見どころも多い作品です。 全体を三つの場面に分けて描いた絵巻です。作者の宮川長春は、江戸時代に活躍した浮世絵師ですが、版画は手がけず、肉筆の浮世絵を多く生み出しました。「風俗図巻」はその代表作です。 右から、梅の咲く春の景色の中、女舞の役者と思われる女性とお付きの女性、衣裳や小道具を運ぶ男性のグループが、羽織姿の侍に案内されて道を進んでいます。前方には、桶の箍(たが)をかける職人や魚屋をはじめ、子どもや女性、さまざまな通行人が描かれています。 中央の場面は、武家屋敷の奥座敷のようです。高貴な身分の奥方と女中たちが、御簾(みす)越しに芸能を鑑賞しています。男性は一人も描かれていません。御簾にもっとも近く、一人敷物に座っているのが主人の女性でしょう。きものは四つ葉の葵紋。将軍家の大奥を連想させますが、もしかしたら、まさにそういった場で現実に行われた興行を記念して、特別注文された絵なのかもしれません。大きなサイズから言っても、これは庶民が手にとるような絵巻ではなかったようです。 さらに左に目をうつすと、ようやく舞台が見えてきます。御簾の内側の鑑賞者たちに向け、傘踊りを披露する主役の役者。そのうしろに、楽器を手にする囃方(は…
Image record / 画像情報
COLBASE · 江戸時代・18世紀 · colbase
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