Catalog record · 目録番号 135361
Jizoubosatsuzou(mibujizou)
地蔵菩薩像(壬生地蔵)
Catalog note / 解説
材質: 絹本着色 寸法: 97.6x39.0 員数: 1幅 所蔵: 東京国立博物館 生きている間に罪を犯した人間は、死後、地獄に堕ちて苦しみ続けるといわれます。地蔵菩薩は、そんな人びとを救済してくれる菩薩です。 左手に霊験(れいげん)あらたかな宝の玉「宝珠」(ほうじゅ)を、右手には邪悪なものから身を守る杖「錫杖」(しゃくじょう)を持ち、頭を丸めた僧の姿をしています。 雲に乗っているのは、臨終の床にある人を極楽浄土へと導くために、天からやってきたところを表わしています。 端整な顔立ち、涼やかな目元、きりりとした表情で、立ち姿も美しく、気品あふれる菩薩です。 地蔵菩薩は、幼くして命をなくし、賽(さい)の河原で石を積まされて苦しんでいる子どもを救うともいわれ、子どもを守ってくれる「お地蔵さん」として広く信仰を集めてきました。「お地蔵さん」といえば、道端の素朴な石仏や、子どもの姿をした可愛らしいイラストなどをイメージされる方も多いと思います。が、この作品には、それらとはかなり違った印象をもたれるのではないでしょうか。 地蔵菩薩は六道@ろくどう@(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)の輪廻転生@りんねてんしょう@から人々を救い、特に地獄からの救済を行う仏として信仰されました。錫杖@しゃくじょう@と宝珠@ほうじゅ@を持ち、二つの蓮華に乗った姿は、奈良・春日大社、第三殿の本地仏@ほんじぶつ@と同じです。地獄から春日の浄土へ死者を導く姿とみられます。
Image record / 画像情報
COLBASE · 南北朝時代・14世紀 · colbase
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