Catalog record · 目録番号 135433

Kasugamiyamandara

春日宮曼荼羅

Catalog note / 解説

材質: 絹本着色 寸法: 113.1x68.7 員数: 1幅 所蔵: 東京国立博物館 春日社と周辺の景観を描く礼拝画を春日宮曼荼羅と呼ぶ。画面下部、春日二の鳥居から社殿へと至る景観を俯瞰的にとらえ、画面最上部に春日山、その下に御蓋山、左に若草山を配す。境内の随所に桜が咲き、鹿も遊ぶ。春日宮曼荼羅諸作の中でも古い作例。 仏教の世界観を目に見える形で表したのが曼荼羅(まんだら)図。それを日本古来の神々に転用し、神社とその周囲の景観を、そこに祭られている神の世界として描いたものを宮曼荼羅といいます。この作品は、今も観光客が多く訪れる、奈良・春日大社一帯を描いた宮曼荼羅です。  宮曼荼羅は高いところから見下ろしたように描くのが特徴で、この作品でも春日大社のある春日野全体の様子を上からとらえています。画面下の赤い橋から、鳥居を通って社殿まで参道が続いています。境内のところどころには桜が咲き、鹿が遊んでいます。画面中央付近の回廊に囲まれている建物が春日大社です。細かい部分まで描きこまれており、当時の社殿の様子を伝えています。その奥に描かれているのが、春日大社に祭られた神が宿る御蓋山(みかさやま)です。春日大社を訪れたことのある人なら、現地のイメージがわくことでしょう。  宮曼荼羅は、実際に参詣する代わりに用いられ、礼拝されました。この作品からは春日野一帯が信仰の対象とされていたことがわかります。 現存する春日宮曼荼羅の中でも古い作品の一つです。

Image record / 画像情報

COLBASE · 鎌倉時代・13世紀 · colbase

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