Catalog record · 目録番号 38967

Artwork 38967

猫のすゞみ

Catalog note / 解説

材質: 団扇絵判 錦絵 寸法: 縦21.5 横28.9 員数: 1枚 所蔵: 東京国立博物館 舟を迎える芸者猫の着物には好物のあわびやうなぎ、船頭猫にはこれも好物の蛸が染められ、腰に「又たび」の文字の手拭い、客の猫では、猫に小判。さらに、タイトル「猫のすゞみ」は鰹節で囲まれています。猫好きの国芳が両国橋を背景に描いたユーモアあふれる団扇の絵です。 人間のように着物を着た猫が、桟橋に舟を寄せようとしています。出迎えているのも、猫。なんだか不思議な絵ですね。  作者の歌川国芳は、大の猫好きで、擬人化した猫を描いた作品がたくさんあります。この絵の中には、猫にちなんだモチーフが散りばめられていますので、探してみてください。  まず、中央のタイトル「猫のすゞみ」は、縄で束ねられた鰹節で囲まれています。夕涼みの人びとで鈴なりの両国橋をバックに、芸者猫が舟を迎えに出てきました。着物には、猫の好物のあわびやうなぎのもようが見えます。舟をあやつる船頭猫は、腰に「又たび」と染められた手ぬぐいをはさみ、これも猫の好物とされる蛸のもようの浴衣を着ています。舟の中にある提灯にも「又」の文字が見えますから、この船宿は「又たび」という屋号なのかもしれません。一番左、芸者猫に迎えられ、舟から降りようとしている客の猫の浴衣には、うっすらと小判のもようが散らされています。美しい芸者猫と過ごす時間も、猫に小判、ということでしょうか。  国芳の、猫に対する愛情とユーモアがあふれんばかりの一枚です。 猫好きの国芳が、両国橋を背景に描いたユーモアあふれる団扇の絵です。舟を迎える芸者猫の着物には好物のあわびやうなぎ、船頭…

Image record / 画像情報

COLBASE · 江戸時代・19世紀 · colbase

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