Catalog record · 目録番号 51540

Suichuunokame

水中の亀

Catalog note / 解説

文化財指定: 重要美術品 材質: 長大判 錦絵 員数: 1枚 所蔵: 東京国立博物館 画面を斜めに横切る青色のぼかしでたゆたう水が表現され、水中をゆったりと漂う亀が3匹上から覗き込んだように描かれている。一番下の亀は、甲羅に藻がついた蓑亀といわれる長生きのシンボル。縦長の長大判の判型で、吉祥の掛軸の代わりに制作されたものだろう。 これは、葛飾北斎の描いた浮世絵版画です。  画面を斜めに横切る数本の曲線を境に、色がグラデーションになっています。たゆたう水に透ける光の表現でしょうか。涼しげな一枚です。  長大判(ながおおばん)といわれる、ふつうより縦長の珍しい版型に、水中をゆったりと漂う亀が3匹描かれています。中でも一番下の亀は、甲羅に藻がついて長くのびた蓑亀(みのがめ)といわれるもので、長生きのシンボル、おめでたいモチーフでもあります。同じ長大判サイズで、作者のサインも同時期のものと思われる作品が他に4図あります。鯉の滝のぼり、松に鶴、桜に鷹、馬と若松など、どれもおめでたい意味を持つモチーフが描かれており、同じ時期に同じ目的で制作されたシリーズなのかもしれません。

Image record / 画像情報

COLBASE · 江戸時代・19世紀 · colbase

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