Catalog record · 目録番号 55220
Bukesusufutsunozu
武家煤払の図
Catalog note / 解説
材質: 大判 錦絵 5枚続 寸法: 縦38.5 横25.4 員数: 1枚 所蔵: 東京国立博物館 年末の武家屋敷での大掃除の様子を描いた5枚続の横長作品で『仮名手本忠臣蔵』【かなでほんちゅうしんぐら】の見立絵になっています。右側が松の廊下での刃傷(にんじょう)の場面。左から2枚目で女性に支えられ胴上げされるのが、祇園一力茶屋【ぎおんいちりきぢゃや】の場面。左端の鼠退治が、討ち入り場面にそれぞれ見立られています。 5枚続きの、錦絵と呼ばれる多色摺りの木版画です。描かれているのは、年末の武家屋敷の大掃除の様子です。頭にほこりよけの被り物をした女性たちが、ほうきで鼠を追い払ったり、忙しく立ち働いています。この絵は同時に、有名な歌舞伎の演目、「仮名手本忠臣蔵」の第十一段、討ち入りの場面を構成しているようです。たとえば一番右で年老いた男性が倒れ、若い男性が後ろから羽交い絞めにされているのは、松の廊下での刃傷沙汰の場面。中央に畳が積み重ねられているのは、敵討ちを支援する天川屋義平(あまかわや ぎへい)が長持に座り込む場面。その左で男性が女性たちに胴上げされているのは、祇園一力茶屋の場面。そして左端で鼠を退治しているのは、討ち入りの場面と、「仮名手本忠臣蔵」の中の良く知られた場面が思い出されます。年末の大掃除の様子に夜を暗示する提灯が描かれ、それもまた冬の夜更けを舞台とする討ち入りの場面のパロディであることをそれとなく知らせてくれているようです。
Image record / 画像情報
COLBASE · 江戸時代・19世紀 · colbase
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