Catalog record · 目録番号 55225
Ryougokuhanabi
両国花火
Catalog note / 解説
材質: 大判 錦絵 2枚続 寸法: 縦36.1 横23.9 員数: 1枚 所蔵: 東京国立博物館 8代将軍徳川吉宗が、飢饉と疫病による死者の慰霊と悪病退散を祈願して隅田川の川開きの際に花火を打ち上げて以後、両国の花火は江戸の夏の風物詩となった。モノトーンのシルエットで表わされた岸辺と舟、赤い提灯の火が際立って夜の景色であることがわかる。 (20160712_h10-2) 美人画で有名な喜多川歌麿による、浮世絵版画です。団扇を手にした女性や子どもが、橋の上から大きな花火を眺めています。耳を押さえているようなそぶりの女性や、手をのばして空を見上げる子どもを見ると、花火を打ち上げる大きな音や人びとの歓声が聞こえてくるようです。 ここは隅田川、両国橋。享保17年(1732)に西日本を飢饉が襲い、また江戸ではコレラが発生して多くの死者が出ました。こうした死者への供養のため、翌年幕府は水神祭を行い、花火が上げられたのです。これ以降、川開きと日をあわせ、花火が打ち上げられ江戸の夏の風物となったそうです。 空は上の方だけが、筆を網にこすって墨を散らす方法で雲のように黒くぼかされ、あとはそれほど暗い色で描かれていません。しかし、遠景の舟などはほぼモノトーンのシルエットで表わされており、そこに赤い提灯の火が際立つことで、これが夜の景色であることがわかります。
Image record / 画像情報
COLBASE · 江戸時代・18世紀 · colbase
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