Catalog record · 目録番号 63108
Artwork 63108
東扇・五代目市川団十郎
Catalog note / 解説
材質: 間倍判 錦絵 寸法: 41.8×31.3cm 員数: 1枚 所蔵: 東京国立博物館 「東扇」は、扇形の画面を切り抜いて扇子に仕立てられるシリーズもの。本図はそのなかでも、名優五代目市川団十郎が工藤祐経を演じた際の似顔を描いた作品。源頼朝が富士の裾野で行った大規模な狩猟、「富士の巻狩り」の行われる狩場の図を手にしている。 勝川春章(かつかわしゅんしょう)による、錦絵と呼ばれる多色摺りの浮世絵版画です。扇形の中に特徴ある顔立ちの人物が描かれています。この「東扇(あずまおうぎ)」というシリーズは、扇形の画面を切り抜いて扇子に仕立てたり、屏風や襖に貼って飾ったりできる、ペーパークラフトのようなブロマイドでした。扇子に仕立てるための折り筋も凹凸で摺られ、使い方が画面左下に説明されています。 それまで全身像が多かった浮世絵版画で、人物の表情がわかる半身像のクロースアップが描かれ始めた時期の作品です。またこれは、個人の特徴を強調して描いた似顔(にがお)であり、モデルとなった江戸を代表する歌舞伎役者、五代目市川団十郎のもつ雰囲気が伝わってくるようです。手に持った小道具からすると、源頼朝が富士の裾野で行った大規模な狩猟、「富士の巻狩り」の行われる狩場の図を手にした「曽我の対面」の工藤祐経(くどうすけつね)という役柄で描かれています。役者の魅力や表情がアップで味わえる、似顔の扇。どんな人が、この絵を手にしていたのでしょうか。好きなアイドルの写真を貼った団扇を持ってコンサートに行く、現代のファンの心理とも通じるものがあるようです。 这是由胜川春章创作的被称为锦绘的多色印刷浮世绘版画。在扇形…
Image record / 画像情報
COLBASE · 江戸時代・18世紀 · colbase
The catalog page is text-only. The reviewed image is available in the Ukiyo-e app for iPhone and iPad.