Catalog record · 目録番号 75408

Asukayamahanaken

飛鳥山花見

Catalog note / 解説

材質: 大判 錦絵 3枚続 員数: 1枚 所蔵: 東京国立博物館 手前には清長が得意とした8等身の健康的な美人や子供たちを、後方には桜の名所として知られる飛鳥山を描く。華やかな女性のみならず、奥行ある空間表現も見どころ。左奥には飛鳥山のランドマーク「飛鳥山碑」も小さく描かれている。(20180320_h102) 広々としたのどかな景色に、桜の花が咲きほこっています。ここは今の北区・王子にある飛鳥山。江戸時代、八代将軍徳川吉宗が桜の木を植え、一般の人びとに行楽の地として開放したことで、桜の名所となりました。今でも春にはたくさんの人びとがお花見に訪れる、たいへんにぎやかな場所です。画面左上のほう、山の上にあるのは飛鳥山の由来を記した石碑で、今でも飛鳥山に立っています。 画面左下には桜がとても大きく描かれています。画面の上方にいくほど、桜は小さく表現され、遠近法的な効果が生まれています。右上には田んぼと田園風景が広がります。この晴れ晴れとした景色の中に、桜を楽しむ人びとが大きく配されています。右側にはきものの肩をはだけ、ほろ酔い加減の女性。中央には笠に手をかざして花に見入る振り袖姿の若い娘。左側には、ほこりよけのためのつのかくしをかぶった盛装の女性に手をひかれた、良家のお嬢様でしょうか。みな、思い思いに桜を満喫しているようです。 作者の鳥居清長は、自然をのびのびと楽しむ庶民の喜びの場面をあらわすのに3枚続きのワイド画面を効果的に使っています。

Image record / 画像情報

COLBASE · 江戸時代・18世紀 · colbase

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