Catalog record · 目録番号 94108
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三代目大谷鬼次の川島治部五郎
Catalog note / 解説
材質: 細判 錦絵 寸法: 31.2×14.5 員数: 1枚 所蔵: 東京国立博物館 写楽の第2期寛政6年8月河原崎座で上演の『二本松陸奥生長』に取材した作品。三代目大谷鬼次が殺人を犯した直後の川島治部五郎を演じている場面。背景の鼠色が、夜の闇を示している。鬼次は写楽が描いた第1期の大首絵「江戸兵衛」で知られるニヒルな敵役。(20171031_h102) 鼠色の無地の背景に、背後の音に耳を傾けているような抜け目ない表情で、白い頬かむりをした立ち姿の男が描かれています。着物には「鬼」の字。これは、謎の浮世絵師と言われる東洲斎写楽 (とうしゅうさいしゃらく)が歌舞伎役者三代目大谷鬼次(おおたにおにじ)の全身を描いた絵です。描かれているのは、「二本松陸奥生長(にほんまつみちのくそだち)」という演目に登場する敵役の川島治部五郎(かわしまじぶごろう)。 背景の鼠色は、夜の闇を示しています。あらすじでは、川島治部五郎が富田助太夫(とみたすけだゆう)という人物を闇討ちしたところに、助太夫の子の富田兵太郎(ひょうたろう)が通りかかり、提灯のあかりで治部五郎を照らします。その後富田兵太郎は仇討ちを果たすのですが、この作品と同じ判型で、提灯を掲げ前方をうかがう兵太郎の姿を描いた作品もあります。左に兵太郎、右に治部五郎を並べると、追い追われる二者が暗闇の中で接近遭遇する、緊迫感あふれる場面が完成します。独特な目の表現などによってモデルの個性を強調する、写楽ならではの作品です。 写楽は10ヶ月という短い活動期間の中で4期に分けて作品を出版しています。これは、第2期の、縦長の判型に役者の全身像を描いた…
Image record / 画像情報
COLBASE · 江戸時代・寛政6年(1794) · colbase
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