Catalog record · 目録番号 96626
Mt Fuji from Okitsu
Catalog note / 解説
Friday, 6 January 2006 高橋弘明 木版画 『浅き波』孚水書房版 高橋松亭(たかはし・しょうてい) 本名、松本勝太郎(かつたろう)は、明治4(1871)年1月2日、 浅草向柳原町(現東京都台東区浅草橋)に生まれました。 伯父松本楓湖(ふうこ)に日本画を学び、後に高橋家養子となりますが、 松本姓に関連する「松亭」の号は楓湖が与えたと考えられます。 15・16歳頃から宮内省外事課に勤め、外国の勲章や役人の制服の スタイル画などを描いていましたが、その後、小学校教科書・雑誌・ 新聞などの挿絵もてがけるようになります。 明治40年、古錦繪商(こにしきえしょう=浮世絵版画店) 前羽(まえば)商店で浮世絵版画の複製制作に関わっていた際、 渡邊庄三郎(わたなべしょうざぶろう=大正〜昭和の版元。 松亭や伊東深水、川瀬巴水といった絵師が描いた版下絵をもとに 彫師・摺師とともに木版画を制作した。)の依頼で、輸出用に、 日本的特長のある山水人物等を描いた木版画約10点を試作、 販売します。 これらは好評を博し、以後、渡邊版画店で多くの「新作版画」を 制作するようになり、海外に輸出されました。 また、渡邊庄三郎の提唱した新しい時代の芸術的浮世絵版画で ある「新版画」の代表作でもある現在の大田区を描いた連作 『都南八景』『雪月花』(大正10・11年)も制作されました。 これら松亭の版画は、関東大震災までに大小合せて 500点以上が制作され、海外での人気を確立し、 現在でも多くのファンが存在します。 大正10(1921)年健康を祈念し「弘明」に改号しますが、 すでによく知られた「松亭…
Image record / 画像情報
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